shiro .

愛することをさぼるなよ

花束みたいな恋をした。

 

映画を見て1番最初に浮かんだことは

 

もし、麦くんを見て、彼みたいだな。なんて言う感想を抱いていてしまったら、別れていたな。と思う

 

この話は、恋愛をしている人なら誰もが経験するであろう出来事が描かれていて、特別なことなど何も無く、当たり前のように始まり、当たり前のように終わる。そんな話だった。

 

麦くんは2人のために、絹ちゃんのために、変わらないために変わった。

 

絹ちゃんはただ、なにも変えずに一緒に居たかっただけなのに 。

 

これはどうしようも無いことで 、どちらも悪くなくて 、苦しい 。

 

わかってる 、わかっている 。

 

このままやり直せたら1番いい。

 

でもそれじゃダメなんだ 。ハードルを下げて、こんなもんだよ。じゃだめなんだ 。

 

いつまでも枯れた花を花瓶にさすものじゃない 。

 

だから 別れる

 

そう決断できる 絹 は強い 。

 

楽しかった日々は確かにあった 、あんなに思いが通じあっていたはずなのに 、どこかですれ違ってしまった 。

もしかしたら最初から繋がってなんか居なくて

無理やり繋ぎとめていただけなのかもしれない。


『始まりは終わりの始まり。
出会いは常に別れを内在し、恋愛はパーティのようにいつか終わる。
だから恋する者たちは好きな物を持ち寄ってテーブルを挟み、お喋りをし、その切なさを楽しむしかないのだ。』

1番好きなセリフ 。

 

私たちは 、終わるとわかっていても 恋をしてしまう 。恋をするしかないのだ 。